転職ブランクのある保育士が上手に復職する方法|職場復帰へ不安解消を

ブランクのある保育士が上手に復職する方法|職場復帰へ不安解消を

保育士資格を持っていても保育士の仕事をしていない、いわゆる「潜在保育士」は、2015年の時点で全国に約76万人いるとされれています(厚生労働省の調査より)。

一方で、世の中では共働き家庭の増加などで保育ニーズが増え続けているにもかかわらず、保育士は不足しており、待機児童の問題が深刻化しています。そんな状況を踏まえて、短時間勤務での受け入れや研修制度など、キャリアにブランクのある保育士が働きやすい環境も少しづつ整ってきました。

とはいえ、「せっかくの保育士資格を活かしたい」とは思いつつも、「ブランクがある中で復職するのは不安…」と思われる方も少なくはないはず。今回はそんな保育士の職場復帰に対する不安を見ていきながら、その対策についてお伝えしていきます。

ブランクのある保育士の復職が期待される保育現場

ブランクのある保育士の復職が期待される保育現場

保育業界において保育士が不足しているというのはよく聞かれますが、実際はどれくらいの人数が必要とされているのでしょうか?

保育士の人手不足の現状

働く女性たちが職場復帰しようとした際に、子どもが保育園(保育施設)に入園できないという“待機児童”の問題が起きています。この待機児童が増える理由の1つが、「保育士の不足」であると考えられているのです。

厚生労働省の調査「保育人材確保のための『魅力ある職場づくり』に向けて」によると、2014年時点の予測で、2017年度末の保育士不足は約7.4万人。必要な保育士数は約46.0万人、就業している保育士数は約38.6万人です。この状況を改善するために、潜在保育士の活用が必要不可欠だと言われています。

活躍が期待される潜在保育士とは

「潜在保育士」とは、保育士の仕事をしていない保育士資格の保持者のことを言い、保育士として働いていたが離職した人と、資格は取得したが一度も保育士として働いていない人に分かれます。

同じ調査によれば、「保育士としての就業を希望しない」人のうち、「責任の重さや事故への不安」を理由に離職してしまった人が40%いるとの結果が出ています。また、再就職の際にも「就業時間が希望とあわない」「ブランクがあることへの不安」などを理由に、復職しない人が多いとされています。

今では、保育士資格を持っている人の半数以上が潜在保育士と見られていて、保育士不足の問題を解決するために、潜在保育士の獲得が急務となっているのです。

ブランクのある保育士が復職時に抱く不安

ブランクのある保育士が復職時に抱く不安

とはいえ、ブランクのある状態で現場復帰するのは、保育士として勇気のいるものです。実際に不安を感じやすいポイントと、その対応策を見てみましょう。

体力が落ちていないか

よく不安視されるのが体力の問題です。保育士は、子どもと接するための体力が必要になる仕事。ブランクがあると、以前のように日々の保育や行事などをこなせるのかと、自信が持てない人も多くいるようです。

対応策としては、復帰するまでに散歩やトレーニングなど、運動をして体力づくりをするのがおすすめです。また、いきなりフルタイムで働くのが不安という場合は、アルバイトやパートとして短時間で働くなど、少しずつ段階を踏んで復帰していくのも一つです。

保育に必要な技術が衰えていないか

保育現場から離れると、ピアノや手遊び、絵本の読み聞かせなどをする機会はなかなかありません。いざ復帰となった時に、保育技術に衰えがないか不安になることもあるでしょう。

対策としては、これらを復帰までに練習し、少しずつ勘を取り戻しておくことが挙げられます。もし家族や友人に小さい子どもがいたら実際に読み聞かせをやってみるなど、少しでも実践することでコツがつかめ、以前の感覚も思い出されるはずです。

保育現場が変化していないか

ブランクの期間が長いと、保育方法や保育のトレンドが変化していないか、また新しい制度に切り替わっていないかなど不安になることもあります。保育業界も日々変化しており、離職期間が長いほど変化が大きい可能性があります。

例えば、2018年には「保育所保育指針」が改定されました。「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」とほぼ同じ内容で揃えられ、小学校以降に繋がる『3つの資質と能力』と『育ってほしい10の姿』が明確に定められています。現場の保育士も、それに沿った保育を行う必要があります。

こうした変化を捉えるためにも、復帰までにWeb、雑誌などで保育に関する最新情報はチェックしておいた方がいいでしょう。保育士の集まる研修や勉強会に参加する方法などもおすすめです。

ブランクから復職する保育士の就職対策

ブランクから復職する保育士の就職対策

いざ復帰を決意しても、就職を目指してどのような準備をしていけばいいのか、悩みは尽きないものです。ここでは、就職活動中の具体的な対策をお伝えしていきます。

勉強会や研修に参加する

待機児童の問題を解消するため、自治体が中心となって保育士の就職支援セミナーを多く開催しています。保育に関する最新の知識や技術、保育園の求人情報を集めやすく、効率的に情報を得ることができます。

また、セミナーを通じて自分と同じ境遇の仲間に出会えることも大きなメリットです。就職活動をしていく上で、お互いのキャリアについて相談し合ったり、不安を共有できる仲間がいるのはとても心強いものです。

明確な志望理由を用意する

実際に応募をする前に、保育士として復帰する理由をしっかりと用意しておくのがいいでしょう。ブランクを経て復職しようと思った、あるいは他業種から転職しようと考えた背景の説明は、書類応募の段階でも、面接においても必ず求められます。

「子育て経験を活かしたい」「身近に待機児童の問題に悩んでいる親がいる」など、自分ごととして話せる志望理由は、より説得力が増します。採用する側が納得できる動機を伝えられるように準備しましょう。

経験者を募集している求人を探す

復帰する職場を探す際は、保育士向けに特化した求人情報サイトを利用してみましょう。現在は保育士不足の背景から、ブランクがある人に対しても積極採用を行っている保育園も多くあります。保育士専門サイトだと、そのような情報もわかりやすく掲載されています。

ひとつずつ不安を解消しながら、ブランクを上手に乗り越えよう

一度は離れた保育現場、人それぞれ理由は異なりますが、やりがいを感じながら辞めざるを得なかったケースも多いのではないでしょうか。

ブランクが長いことで不安が大きくなり、躊躇している人も多いと思います。ですが、一つずつその不安を言葉にして整理してみると、どうすれば解消できるのかが見えてくることがあります。

最初は不安でしかなくても、いざ始めて必死になっていると、懸念していたことも意外と大丈夫だったりする──そんな経験をお持ちの方も少なくはないはずです。思い切って飛び込んでみるのも一つの乗り越え方かもしれませんね。

もちろん、セミナーに参加して仲間を見つけたり、以前働いていた同僚に相談したり、一人で悩みすぎないことも大切です。「復帰してみようかな…」と少しでも思ったのであれば、まずは色々な人に不安や悩みを話してみることから、始めてみてはどうでしょうか。

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2019年9月4日
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