働き方男性保育士の雇用の現状と将来性

男性保育士の雇用の現状と将来性

以前より増えてきたとはいえ、まだまだ保育現場に少ない男性保育士。

実際に働くと、女性の多い職場だからこそできることや、子どもに与えるプラス面の影響など良いこともたくさんあります。一方で働く上での課題も残されており、保護者や同僚に対して気を遣う部分もあるでしょう。

今回は、男性保育士に求められる園での役割や需要を解説。また、直面している問題や抱えやすい悩みにも触れながら、その仕事の将来性について考えていきます。

男性保育士の現状と将来性

男性保育士の現状と将来性

女性に比べるとまだまだ保育業界で圧倒的に少ない印象のある男性。割合としてどのくらいいるのでしょうか?

厚生労働省が発表する『平成30年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種』では、調査対象となった男性保育士は全国でおよそ2万6800人。保育士全体が約45万9200人と報告されていますから、男性保育士は全体の6%に満たないことになります。

ただし平成25年の同じ調査では、男性保育士が1万8900人、全体が46万人なので5年前の約4%からみると、人数・割合ともに増加傾向にあることが分かります。

とはいえ、就労についてまだ多くの課題が残っています。特によく上げられたのが給与などの待遇面です。

保育士は仕事量と給与のバランスが取れていないところがあります。場所によっては収入が低いなんてことも珍しくありません。

最近は体制の改善で少しずつ待遇の見直しが行われています。男性女性限らず、どの保育士も年収が上昇傾向にあることは事実です。

保育士不足や待機児童問題なども注目を浴びており、今後も改善が期待されます。

また、男性保育士には女性保育士とは異なる特性があり、得意分野の傾向も違います。実際、各園において男性保育士を求める声は多く、その需要はこれからも増えることが見込まれます。

園だけでなく、母子家庭の保護者からも、男性保育士を求める声があります。日本には約123.2万世帯の母子家庭があると推計されていますが、こういった家庭の保護者にとっては、父親替わりとなる男性保育士の存在は、とても心強いものといえるでしょう。

男性保育士が働く上でのメリットと課題

男性保育士が働く上でのメリットと課題

男性保育士が保育園で働くメリットはたくさんあります。その反面、まだまだ課題が残されていることも事実です。

実際に感じられているメリットと残されている課題について紹介します。

メリット

大きな利点としては、男の子の世話がしやすい点でしょう。男の子のトイレトレーニングは男性のほうがスムーズに行いやすいです。

その他、外遊びなどで男性保育士が活躍することがたくさんあります。体格や体力にはどうしても男女で差があります。活発な遊びをしたがる男の子が多いので、力と体力がある男性保育士はとても重宝されるのです。

また職場で頼られやすいところも男性保育士ならではでしょう。保育園(保育施設)は女性が多い職場のため、男性がいると頼もしく思われるのです。

例えば力仕事を頼むことが出来たり、子どもたちと女性保育士だけで外出するよりも、男性保育士がいた方が安心感があります。実際に男性がいることにより、防犯面で安心を感じられるという保護者もいます。

他にも重い荷物を運んだり、高い場所の設備のメンテナンスをしたりする場合など、女性よりも男性の方が対応しやすい仕事もあるでしょう。

さまざまな保育士がいる中で男女の区別に関係なく、得手不得手はあります。ですが、園の中に男性保育士がいることは女性保育士だけの職場に比べて、より多様な保育士がいる職場になるということは言えるのではないでしょうか。

課題

メリットが多い男性保育士ですが、未だに課題が根強く残ります。

保育園(保育施設)は、現状では女性が多数を占める職場です。園によってはまだ男性保育士の採用実績がほとんどなく、専用の更衣室がないなど、男性が働きやすい環境が整っていない場所もあるでしょう。

また保護者の中に男性保育士に抵抗がある人もいます。子どもの着替えやオムツ替えをさせないでほしいなど、心ない発言をされる可能性も実際にある話です。

こういった課題が解消されないことで離職してしまった男性保育士もいます。

保育園にとって男性保育士の存在はとても重要ですが、そのためにはこういった課題の解決が必要不可欠になります。

男性保育士が保護者と良好な関係を築くには

男性保育士が保護者と良好な関係を築くには

男性保育士が抱える大きな課題の一つが、保護者との関係性です。

男性というだけで不安に思ってしまう保護者がいるのも事実。だからこそ、保護者としっかり関係を築き上げ、信頼を得ることが大切になります。

男性保育士が保護者と良好な関係を築くためのポイントを紹介します。

丁寧なコミュニケーションを心がける

保護者の信頼は基本的なコミュニケーションから始まります。それは男性保育士に限らないことですが、とても大切なことです。

毎日の連絡帳でのやり取りの他にも、保護者と楽しく会話できるように心がけましょう。「目を見て元気に挨拶をする」「言葉遣いに気をつける」「子どもの様子をしっかり伝える」など基本的なことですが、これの徹底が信頼に繋がります。

子供の面倒をしっかり見て、丁寧に対応してくれる先生だという印象が保護者に伝われば、強い信頼を得られるでしょう。

子どもに好かれる保育士になる

保護者との信頼関係を得るには、まず子どもとの信頼関係を強くすることが大切です。

子ども達に好かれていると、自然と保護者にもその様子が伝わります。最初は男性保育士に抵抗感を抱いていたとしても、子どもを通じて、保護者の態度は変化していくものです。

子ども達としっかり向き合い、楽しく遊び、成長を見守る。保育士として当たり前なことばかりですが、それをしっかりとこなすことで子ども達も男性保育士に厚い信頼を寄せるようになります。

それがやがて保護者に伝わり、保護者側も男性保育士に信頼を寄せることになるでしょう。

男性保育士の活躍は、これからが本番

男性保育士の活躍は、これからが本番

近年、保育士不足や保育士資格を取得していても就業していない潜在保育士の問題などから、保育士という職業が以前よりスポットを浴びるようになりました。その中で、男性保育士の就労が取り沙汰されることも増えてきたといえます。

自治体によっては、積極的に男性保育士が活躍できるよう、支援を進めているところもあります。

社会全体でみれば、今後AIの発達などで人にしかできない仕事の価値が高まっていくといわれます。そんな中でも、無くならない職業の代表格にも挙げられるのが保育士という仕事です。

まだまだ課題は残されていますが、時流を考えるならば、男性保育士が活躍する時代はまさにこれからといえるかもしれません。

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2019年5月29日
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