働き方保育士の休みは少ないの?安定した休みが取れる保育園の探し方とは

保育士の休みは少ないの?安定した休みが取れる保育園の探し方とは

日々忙しい保育士という仕事。子どもたちと元気に向き合うためにも、適切な休憩時間や休日は欠かせません。ですが、取ることのできる「年間休日数」は、それぞれの保育園(保育施設)ごとで異なります。

休みが少な気がすると思ったことはありませんか?

保育士の休暇や取得状況など、保育士の休みに関する内容を紹介します。

保育士の休み事情

保育士の休み事情

自身が働く保育園の1年間の休日数は知っていますか?

実際の保育園の平均的な休暇数を、他業種と比較しながら見ていきましょう。

保育士の休みは少ない?

一般的な年間休日数の目安は120日と言われます。これは、ほぼ1年間の土日祝日を合計した数になります。

求人情報では「105日以上」としている法人も多く見られますが、これは労働基準法で決まっている「週40時間(1日8時間)」をベースに算出されています。

厚生労働省が発表した『平成30年就労条件総合調査の概況』によると、実際の労働者の「平均年間休日総数」は113.7日。保育士や幼稚園教諭の年間休日数の平均は出ていませんが、同じ調査の「医療、福祉」の産業平均では111.5日と、やや少なく出ています。

保育士一人ひとりの休みの数は、運営法人(公立保育園であれば自治体)によって異なります。一般的な園であれば、朝も7時ごろから早朝保育をしており、早番・中番・遅番などのシフト制が基本。その中でうまく交代しながら休暇を取れている職場もありますが、一方で人手が足らず、休みが取りづらい園もあるようです。

また、一定の休暇は取得できていても、行事などが近づくと時間内に仕事が終わらず、残業をして準備をしたり、家に持ち帰って仕事をしたりする人もいます。そうした時間外労働に対して残業代すら支払われない、いわゆる「サービス残業」が当たり前になっているところも実態としてあり、問題視されています。

土日の勤務が必要なケース

保育園の業務には子どもを見るだけでなく、書類の作成をしたり、連絡帳やクラスだよりを書いたりする仕事もあります。しかし、こうした事務作業は個人情報流出の恐れを防ぐために、自宅で作業することが禁止されているものが多く、保育園内で終わらせなければなりません。

延長保育の当番や保護者の個別支援などが続くと、開所時間内で作成することができず、自身の休日を利用して保育園に出勤し、書類作成に当てざるをえないケースもあります。

そもそも多くの保育園は、土曜も園児の受け入れを行っており、交代で土曜に出勤する必要があります。

さらに「一時預かり保育」(在園児以外の預かり)や「夜間保育」の事業を行っている保育園などであれば、日曜・祝日も開園しているところもあるので、「週末に休みが全く取れない」「希望休が取得しづらい」という施設も中には存在しています。

加えて、保育園で開催される「運動会」「発表会」などの大きな行事は、保護者が参加しやすいよう土曜か日曜に行われる場合が多くあります。週末に行事があっても、平日に園を閉めるわけにはいきません。

交代で代休を取ることが基本ですが、人手不足でそれができず、賃金として支払われているケースもあるようです。

しかし最近では、余分な行事を廃止したり、業務の見直しをするなどして、職員の休日をしっかり確保しようとする保育園が増えてきています。この背景には、保育士にとって働きやすい環境にしたいという施設側の願いも込められています。

保育士の休暇制度

保育士の休暇制度

利用できる休暇制度には、法律で定められているものと、運営法人によって変わってくるものがあります。同じ園の職員でも、労働時間・勤務形態によっても異なるので、きちんと確認しておきましょう。

年次有給休暇

一般的に、年間で少なくとも10日の年次有給休暇が付与されます。使わなかった有給休暇は、2年間に持ち越しが可能です。

また、2019年4月から労働基準法が改正され、「年5日の年次有給休暇の確実な取得」が義務付けられました。

ただし、法人によっては有給休暇の日数に上限が決まっていて、それ以上は切り捨てられてしまうところもあります。退職する際に有給休暇が残っていても、原則的にその買取りは違法なので、法人に交渉することはできません。

有給休暇はパートやアルバイトの保育士であっても、労働日数に応じて比例付与されます。こちらも基本は6カ月以上からですが、正職員も含めて、最近は働き始めると同時に付与されるところもありますので、就職活動の際に福利厚生の欄などをよく確認しておきましょう。

産前産後休業・育児休業

いわゆる「産休」や「育休」で、働く上での権利として取得できます。ただしいくつかの条件があります。

産休は、「出産予定日の6週間前」から申請できる産前休業と、「出産翌日から8週間後まで」の期間、労働基準法で休業することが定められている産後休業に分かれます。どちらも出産をする人なら誰でも取得することができます。

一方の育休は、「1歳未満の子どもがいる場合に約1年(子どもが満1歳になる前日まで)」の期間、過去1年以上同じ法人に雇われている、育児休業取得後1年以内に雇用関係が終了しない、などの条件があります。

また運営によっては、復帰後に「時短」や「ミルクタイム」と言った、勤務時間を実働8時間ではなく、7時間勤務を認め勤務時間自体を短くする制度が定められているところもあります。ここも運営によって異なりますので、長く働きたい人はこの辺の特別な制度の部分も確認しておくと良いでしょう。

保育園(保育施設)ごとの休暇制度

近年、稀に見る保育士不足から、なんとかして保育士を勧誘するために、各社様々な休暇制度を取り入れているところもあります。

従来からある「年末年始休暇、夏季休暇、春季休暇、慶弔休暇」に加えて、「リフレッシュ休暇、バースデー休暇」など、有給休暇とは別に休日を設けている会社も多くありますので、就職活動をする際、求人票や会社の制度を見る時に自分にあった休日制度が設けてあるかなど見てみると良いかもしれませんね。

ただし、リフレッシュ休暇やバースデー休暇なども、初年度ではなく次年度(働き始めて2年目)から付与されるというところもありますので、気になったら担当者に聞いてみると良いかもしれません。

安定した休みが取れる保育園で働くには

安定した休みが取れる保育園で働くには

多くの休みが取れる保育園を探すには、年間休日数120日以上の保育園を探すと良いでしょう。

安定した休みが取れる保育園に勤務するメリット

年間休日数が充実している保育園で働くことは、自分にとってもメリットは多いです。

まずは生活リズムの安定。実は今、コアタイムで働きたい保育士さんがものすごく増えています。早番・遅番の勤務が交互にあるシフトで、体調を崩す保育士さんも多くいるのが現実。また不規則な生活が続くと体調も崩しやすく、仕事の効率を下げてしまうことにもなります。笑顔で日々子どもたちに向き合うためにも、しっかりと休める環境で働くことが大切です。

プライベートで予定を調整しやすいのは、やはり土日に固定して休みがとれる環境といえます。一方で平日に休めることで、混雑を避けられるなどのメリットもあります。まずは自分や家族の生活スタイル、リフレッシュ方法などと合わせて、「どんな働き方がしたいのか」を考えましょう。

安定した休みが取れる保育園の求人を探す方法

求人情報を探す際、転職サイトであれば「キーワード」を入力して検索することができます。

休みを重視している方は「有給休暇」「土日休み」「残業無し」「産休・育休」「時短制度」など、気になるワードを入れてみると良いでしょう。

また、合わせて「福利厚生充実」などのこだわり条件のリストから、自分にあった保育園探しをする方法もあります。一律に取れる年間休日数が少なくても、有給取得率が高いところは、保育士の休みをしっかり確保してくれている場合もあります。

保育士専門の求人サイトであれば、詳しいコンサルタントが相談に乗ってくれます。気になったら、まずは問い合わせてみるのも良いでしょう。

自分にあった働き方を考えよう

保育園の理念や雰囲気は気に入ってたものの、いざ働いてみると休暇制度が整っておらず、「有給の取得が全くできなかった…」というようなことは実際にないわけではありません。それが原因で退職に至ることも残念ながらあります。

大切なのは自分が重視するものを定めること。その1つとして、「自分が求める休日数はどのくらいか」を考え、それが叶う保育園がないかを探してみるのも良いかもしれません。

先に述べたように、あらかじめ決まっている年間休日数だけでなく、個人の有給が取りやすい施設や独自に休暇が付与されるような運営の保育園を探すのも一つの手です。転職サービスを利用する際には、キャリアアドバイザーに自分の思いをしっかり伝えましょう。

保育士の職場選びでもっとも重要なのは、園の保育に共感できることです。しかしそれ以外に重視したいものも保育士一人ひとりにあるもの。あなたにとってのそれが「賃金なのか?」「休日数なのか?」「人間関係なのか?」まずはきちんと見極めましょう。

希望の条件すべてを兼ね備えている保育園があれば良いのですが、なかなかそのような園を見つけ出すのは難しいのも現実です。的を絞って、自分にあった保育園を探していってくださいね。

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2019年8月23日
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