働き方病児保育士はどんな仕事?必要な資格と給料・求人事情

病児保育士はどんな仕事?必要な資格と給料・求人事情

保育士の資格を活かせる仕事のひとつに、病児保育という働き方があるのをご存じですか?

病児保育士は病気を抱える子どもに対して保育をするお仕事です。ここでは、病児保育士の仕事内容や必要な資格についてご紹介します。

病児保育士の基礎知識

病児保育士の基礎知識

そもそも病児保育士とは何でしょう。他の保育士と何が異なるのでしょう。

病児保育士の基本情報について紹介します。

病児保育士とは

集団生活を営む保育園では、風邪などの病気にかかった園児を受け入れることはできません。ですが、いろいろな事情で仕事を休んで子供の面倒を見ることができないお父さんお母さんも多いのが現状。

そういう時に利用されるのが病児保育です。

施設型は医療機関や保育園などに併設されているケースが多く、保護者が子どもを病児保育施設に連れてきて子どもを預けます。

施設内では病気になっている子ども達が集まっていますが、感染が起こらないように配慮し衛生管理されているのが特徴です。

訪問型は病児保育士が対象のお宅に出向き保育を行います。主に高熱や感染症などで外出できない子どもを対象として、健康を最優先に保育を行います。勤務時間は保護者が帰宅するまでとなります。

病児保育の主な種類

病児保育には「施設型」と「訪問型」があります

延長保育の当番や保護者の個別支援などが続くと、開所時間内で作成することができず、自身の休日を利用して保育園に出勤し、書類作成に当てざるをえないケースもあります。

そもそも多くの保育園は、土曜も園児の受け入れを行っており、交代で土曜に出勤する必要があります。

さらに「一時預かり保育」(在園児以外の預かり)や「夜間保育」の事業を行っている保育園などであれば、日曜・祝日も開園しているところもあるので、「週末に休みが全く取れない」「希望休が取得しづらい」という施設も中には存在しています。

加えて、保育園で開催される「運動会」「発表会」などの大きな行事は、保護者が参加しやすいよう土曜か日曜に行われる場合が多くあります。週末に行事があっても、平日に園を閉めるわけにはいきません。

交代で代休を取ることが基本ですが、人手不足でそれができず、賃金として支払われているケースもあるようです。

しかし最近では、余分な行事を廃止したり、業務の見直しをするなどして、職員の休日をしっかり確保しようとする保育園が増えてきています。この背景には、保育士にとって働きやすい環境にしたいという施設側の願いも込められています。

病児保育士の仕事内容

病児保育士では病気の子どもに配慮し、通常の保育とは異なる視点が必要とされます。絵本の読み聞かせなどを行い、なるべく安静に過ごせるように配慮します。子どもがなるべく落ち着ける環境を作り、早期回復に努めるのです。

また、子どもの経過を観察しつつ連絡帳に適宜記録し、状況を保護者に伝えます。

必要に応じて病院に引率したり、子供が急に発熱した際に保護者に代わって保育園までお迎えに行き、自宅で保護者の帰りを待つケースもあります。

一般の保育士との違い

病児保育士は常に子どもの隣に寄り添い、落ち着いて過ごせる環境を作ることが重要となる仕事です。預かる人数が少ないため、子どもとじっくり向き合い関わることができます。

一般的な保育園では運動会や発表会などの行事がありますが、病児保育には行事がないため、保育士がその準備をする必要はありません。活動範囲は室内のみである場合が多いため、体力的な負担も少ないと言えます。

一方、預かる子どもは毎日変わるというデメリットがあります。預かる子どもによって症状が変わりますので、その都度臨機応変に対応することが求められます。

逆に言えば、環境の変化に適応できる人や、毎日いろいろな子どもと関わってみたいという人にはやりがいを感じられる適職かもしれません。

病児保育士になるには

病児保育士は、保育士と異なり正規の国家資格はありません。では、どのようにしたら病児保育士になれるのでしょうか。

現在の病児保育の現場では、保育士や看護師の資格を持った人が多く活躍しています。病児保育士として、専門性を活かし働きたいという人は、民間の資格取得にチャレンジしてみてください。こうした資格は必須ではありませんが、病児保育士として専門的技術を保持しているというアピールになります。

病児保育士に必要な資格

病児保育士に必要な資格

病児保育士は病児保育士専門の資格はありません。保育士、看護師の資格を持っている人が病児保育士として活躍しています。

また、持っていると更に病児保育士として有利になる民間資格もありますので、紹介します。

認定病児保育スペシャリスト

全13回のweb講座を受講し、パソコンまたはスマートフォンで1次試験を受験。1次試験通過後に病児保育施設で24時間以上の実習を経たのち、指定された試験会場で認定試験を受けます。

保育士資格がなくても受験でき、合格すると「認定病児保育スペシャリスト」として認定されます。

費用は、web講座の受講料5万2,000円・実習費用1万円・受験料8,000円・初年度登録料5,000円の合計7万5,000円(税別)です。

参考:日本病児保育協会:https://sickchild-care.jp/

認定病児保育専門士

「認定病児保育専門士」は、全国病児保育協議会が設置している民間資格です。

病児・病後児保育室に勤務している保育士と看護師であり、かつ以下の条件をすべて満たせば受験できます。

・病児・病後児保育室に常勤として2年以上、または非常勤で週20時間以上実働して

・施設長の推薦状を受けることができる

・「病児保育専門士認定講座」をすべて受講している

「認定病児保育専門士」の資格を取得するためには、申込書・勤務先推薦書・履歴書・資格証明書の写しをもって参加登録の手続きを行い、資格認定研修会に参加します。

研修に参加したら、その後2カ月以内に2000文字以上6000文字以内の課題とレポートを提出し、審査を受けます。さらに口頭試問を受け、認定手続きが終われば認定書が交付されます。

費用は、資格認定研修費用2万5,000円・合格後の認定料1万円の合計3万5,000円です。「認定病児保育専門士」の有効期間は5年間と定められており、更新には資格更新審査料5,000円・認定更新料1万円が必要になります。

参考:全国病児保育協議会:http://www.byoujihoiku.net/

医療保育専門士

「医療保育専門士」は日本保育医療学会が認定している資格です。

受験するためには、以下のすべてを満たしていることが必須です。

・日本で保育士資格を保有している

・病院や病児・病後児保育室等で、常勤は1年以上、非常勤は年間150日以上かつ2年以上の保育経験がある

・日本医療学会正会員として1年以上の会員歴がある

申請には参加申し込み申請書と併せて、保育士資格証の写し・履歴書・在職証明書・勤務先推薦書を提出します。申請期間は当該年度の4~5月上旬と決まっていますが、細かい時期は年度によって異なるため確認が必要です。

申請書をもとに審査を行い、合格者は資格認定研修費用3万円を振り込んで研修会に参加します。研修受講後は課題・研究レポートを提出。研修課題修了認定を受けた後、事例研究論文を作成します。その後面接・口頭試問が行われ、登録・認定の手続きをします。

費用は、資格認定研修費用3万円・認定料2万円の計5万円です。そのほか5年ごとの更新の際、資格更新審査料5,000円・認定更新料1万円が必要となります。

参考:日本保育医療学会:http://www.iryouhoiku.jp/

病児保育士の給料・求人事情

病児保育士の給料・求人事情

病児保育士の給料はどれくらいあるいのでしょうか。また、昨今の求人情報はどのようになっているのでしょうか。

病児保育士を目指す方はぜひ参考にしてください

病児保育士の給料は?

施設型の保育園の場合、病児保育士の給料は一般の保育士と大きく違いません。

しかし医療機関に併設されている病児保育施設の場合、地域によっても異なりますが給与は高くなる傾向があります。

訪問型も一般的な保育士と大きな差はありません。特に地域による大きな変動もなく、安定した給料と言えます。/p>

病児保育士の求人を探すには?

病児保育士の求人を探す場合、インターネットや情報誌などを利用して探すという方法があります。

しかし、病児保育士の求人数は一般の保育士に比べて少ないため、求人を探しづらいことが考えられます。また病児保育は小規模で働く保育士も少ないため、非公開で保育士の募集を行っているケースも少なくありません。非公開求人に応募するためには、保育士の就職サポートを行う人材紹介サービスを利用して、紹介してもらう方法が挙げられます。

病児保育士の求人を探すには、求人情報サイトで「病院内保育」と検索し、なおかつ小規模保育の求人数が多い人材紹介サービスを利用しましょう。

病児保育士として働いてみたいという人はその旨をスタッフに伝え、自分に合った病児保育施設を紹介してもらいましょう。無料ですべてのサービスを利用できるため、これから職探しをする人にとって心強い味方になってくれるでしょう。

安定した環境で子どもに寄り添える病児保育士を目指そう

病児保育は小規模で、急性期から回復期にあたる子どもとじっくり関わることができる魅力的な仕事です。

人によっては子育て経験を活かすことができ、集団保育とはまた違うアットホームな雰囲気で保育を行うことができます。大変ですが確かなやりがいがある病児保育士、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

BABY JOBとは

BABY JOB」とは、小規模保育園を中心とした保育士・幼稚園教諭向けの求人情報を掲載、紹介しているサイトです。

グループ会社で保育園を運営している実績・経験を活かし、一人ひとりの希望に沿ったお仕事を探すお手伝いをいたします。

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2019年8月30日
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