働き方保育士の残業時間は多い?時間外労働が長くなる理由と解消のポイント

保育士の残業時間は多い?時間外労働が長くなる理由と解消のポイント

サービス残業が日常化し、終わらない仕事は家へ持ち帰り片づける。これが保育士の実態と言われています。ここでは保育士の残業時間の実態と残業しなければならない理由について明らかにし、保育士の時間外労働を削減するにはどんな方法があるのかをご紹介します。

保育士の残業事情

保育士の残業事情

保育士はとにかく残業が多くて大変。そうイメージを抱いている人も少なくはありません。

実際の保育士の実態はどうなっているのでしょうか。残業事情について解説します。

保育士の残業時間

労働政策研究・研修機構の調査によると、全保育士の時間外労働は月に平均4時間とされています。これを見る限りでは、一般的に言われるほど保育士の残業は多くないと思われるかもしれません。

しかし、この調査結果には「サービス残業」や「持ち帰り残業が発生している時間」は含まれていません。保育園(保育施設)によって違いはあるものの、いわゆる「給料に反映されない残業の多さ」に悩む保育士は少なくないようです。

労働基準法では法定労働時間を原則として1日8時間以内・週40時間以内と定めており、これを超えた労働は時間外労働となり原則週15時間が限度とされています。

(参考)https://www.jil.go.jp/contact/QA/index.html

【出典】独立行政法人 労働政策研究・研修機構「賃金構造基本統計調査:職種別(一般労働者)」

資料:「統計表 0900 職種別(一般労働者)」より

保育士の残業の実態

・サービス残業が行われることが頻繁にある

サービス残業とは賃金が支払われない時間外労働のことであり、具体例を挙げるなら「子どもたちの降園後、保育士が定時以降に残って事務作業を行っている分の残業代が支払われない」などのケースです。

労働基準法では、時間外労働をした従業員に賃金を支払うことが定められていますが、サービス残業はその実態が見えにくくなっています。例えばタイムカードを押した後に仕事をすると、表面上では退社したことになり、残業としてカウントされないからです。

また仕事を持ち帰り、自宅で働いている保育士も多いです。その場合は保育園の管理者側ですら残業の実態を把握できていないようです。

こうしたサービス残業により、残業代が支払われないまま働く時間だけが蓄積されてしまいます。

・人手が足りていない

残業になってしまう原因の一つに、人手が足りていないということが挙げられます。

このような環境での仕事は「過度の肉体疲労で体を壊す」「緊張やストレスで精神的に不安定になる」など、保育士の心身への悪影響が懸念されるうえ、やがては離職へと繋がっていきます

残業が少ない保育園の見分け方

残業が少ない保育園の見分け方

保育士になったのに、残業がたくさんあり、心身ともに疲弊し、仕事を辞めたいと思う人も多いです。

そうならないためには、残業の少ない保育園を探す必要があります。

その探し方とはなんでしょうか。

残業の少ない保育園を見極めるポイント

(1)十分な人数の保育士が配置されている

子どもの人数に対して保育士の割合が高ければ高いほど、仕事に余裕が生まれやすくなります。人員に余裕があると、一人で抱える仕事量が減りますので、残業時間も少なくなります。

保育士は通常の保育業務以外にこなさなければ仕事がたくさんあります。事務作業・保護者への対応・施設の清掃など、1人当たりの業務量は膨大であり、保育園側が設定する保育士の適性人員数により、業務負担は大きく変わります。

(2)業務効率の向上に取り組んでいる

ITの導入により、書類の作成や管理などの事務作業の負担を大幅に軽減できる可能性は高くなります。近年ではITを用いて妊娠、育児などを支援するシステム「ベビーテック」の導入により業務の効率化が進んでいます。

(3)勤務体制の整備

残業を削減するための勤務体制が整備されているかの確認も重要。保育業務と事務作業をそれぞれ別の保育士が担当する体制が組まれている、早番・遅番のシフトが効率的に組まれているなど、保育士同士の連携が取れていると仕事の持ち帰りを防ぐことが可能となります。

(4)保育園の行事が少ない

小規模保育園や企業内保育園などは行事が少ない場合があります。子どもの人数が少なかったり、園庭や体育館などのスペースがなかったりするのがその理由ですが、行事が頻繁にある保育園の場合、準備のために保育士の業務が増えやすくなります。出し物の練習、衣装作り、壁面飾りの制作など、ひとつの行事に対しての準備には相応の手間と労力がかかるため「行事の多い・少ない」は業務量を判断する重要なポイントです。

そのため保育園によっては求人票に「行事が少ない」という点を特徴に挙げているところも少なくありません。

保育士の残業を削減するための対処法

保育士の残業を削減するための対処法

次に保育士自身が残業を削減するためにできることについて考えてみましょう。

仕事の効率を高める

同僚の保育士と協力して作業を分担し合うことで、仕事の効率は格段にアップします。また業務を簡略化するための工夫も重要です。たとえば毎年1回の行事の場合、その都度衣装や道具などを作るのではなく、過去に使ったものを使い回すことで、業務を軽減することができます。また保育支援を目的としたITツールなどの活用により、保育園全体の業務効率化が実現できます。

保育園に働き方の改善を提案する

保育士が声を上げることで働き方が見直される可能性があります。1人で意見を提案するのが難しい場合は、同僚の保育士に協力してもらうと良いでしょう。園長をはじめ、経営サイドが現場を十分に把握していないケースは多く、保育園の現状を変えるためには「現場の意見」を伝えることも大切です。

待遇の良い保育園へ転職する

どのような対応を取っても待遇が改善される見込みがない場合は、思い切って待遇の良い保育園に転職するのもひとつの手。

人数が多い、業務を効率化している保育園はたくさん揃っていますので、業務負担が少なく、残業することもない保育園へ転職することを考えてもいいでしょう。

保育士の残業問題は早期に解決を!

保育士の残業はずっと続いている課題になっています。

解消するには人材の確保や業務の効率化など、運営側でしていかなければならないこともありますが、保育士一人ひとりでも対策することは可能です。

業務の負担を減らせるように工夫したり、保育園側に働き方の提案をしたりなど自ら動き出すことは間違いではありません。

ただ、それでも解決できないのであれば転職を視野に入れてもいいでしょう。

残業が続くことは決していいことではありません。

決められた時間内に仕事を終え、退社することが理想の働き方でしょう。

保育士の残業時間が多いのは大きな課題ですので、今後改善されていくことを願うばかりです。

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2019年9月6日
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